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　金メダル獲得が期待されるフィギュアスケート女子の浅田真央（１９＝中京大）に、名古屋市と豊田市でのダブルパレード開催案が浮上した。１２日、名古屋市の河村たかし市長（６１）が早くも開催を明言した。豊田市も乗り気で、近隣２都市で金メダルを祝うビッグプランが持ち上がった。

　浅田が生まれ育った名古屋市の名物市長は、退庁時にはっきりと口にした。

　河村市長　金メダルなら、パレードやるよう待ち構えとるでよ～。名古屋市民も期待しとる。１００万人集まらんかなと思っとる。

　「名古屋駅から栄まで、広小路通りで」とコースの私案を明かすなど完全に本気モード。０７年には、ほぼ同じコースでプロ野球中日の日本一パレードが開催され５５万人が詰めかけた。国民的ヒロインの世界一となれば、河村市長が口にした「１００万人」もあり得ない数字ではない。

　浅田の練習拠点がある豊田市も興味を示す。鈴木公平市長（７０）も「市民の期待もありますので」と前向き。００年シドニー、０４年アテネの両五輪柔道で金メダルを獲得した谷亮子の所属先トヨタ自動車のおひざ元で、２度とも金メダルパレードを開催した実績もある。開幕前から、浅田への期待は高まる一方だ。

　［2010年2月13日7時12分　紙面から］

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