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川口組感激の3位発進/フィギュア

自己ベストで3位発進した川口、スミルノフ組(AP)
自己ベストで3位発進した川口、スミルノフ組(AP)

<バンクーバー五輪・フィギュアスケート:ペア>◇14日(日本時間15日)◇パシフィック・コロシアム

 五輪出場のため日本から国籍を変更し、ロシア代表となった川口悠子(28)が、スミルノフと組んで出場したペア・ショートプログラム(SP)で74・16点の自己ベストをマークし、3位につけた。「五輪で踊るのが夢だった」という「白鳥」を、ほぼ完ぺきに演じた。冒頭の3回転トーループから終盤のスピンまで、2人のタイミングはピタリと合った。

 優勝した1月の欧州選手権より0・24点上回る高得点に、川口は「スパシーバ(ありがとう)」とロシア語で叫んだ。揺れる日の丸とロシア国旗を確認し「うれしいのひと言です」と日本語で話し、笑顔を見せた。日本では競技人口が少なく、パートナーを求めて海を渡っただけに「やっとスタートラインに立てた。滑っていて気持ちよかった」と笑顔。SP世界歴代最高得点の76・66点で首位の申雪、趙宏博組(中国)とも2・5点と小差につけた。15日(日本時間16日)のフリーで、日本出身選手ではこの種目で初のメダルを目指す。

 [2010年2月16日9時54分 紙面から]


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