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真央滑走順最高22番!23番ヨナの直前

本番会場となるパシフィックコロシアムで調整を行った浅田
本番会場となるパシフィックコロシアムで調整を行った浅田

 フィギュアスケート女子の浅田真央(19=中京大)が、金メダルへとつながる願ってもない滑走順をゲットした。23日(日本時間24日)のショートプログラム(SP)の滑走順抽選が21日に行われ、浅田は世界女王の金妍児(韓国)の1つ前の22番目となった。ライバルを意識することなく演技に集中でき、完ぺきな出来なら重圧を与えられる滑走順。SPをやや苦手とする浅田は抽選運に恵まれた。

 浅田が願ってもない滑走順を引き当てた。第5組の5人がウオーミングアップする6分間の練習後、2番目に滑る22番に決まった。各組の最初に滑走する場合は、息が上がったまま演技に入らないようにするのが難しく、3番目以降は体が冷えてしまうと考える浅田にとって、2番目は最も好きな順番。世界ランク3位の浅田は、もともと第5組か最終の第6組に入ると決まっていたが「早めに終わりたかったのでいい順番だと思う」と、笑顔を見せた。

 何より金の直前に演技できるのは大きい。「ヨナ選手がパーフェクトに滑れば、絶対に歓声が聞こえてくる。他の選手のことは気にしないつもりでいても、直前だと得点が見えてしまう。(ヨナの前だと)自分の演技に集中できる」と本音を漏らした。裏を返せば浅田は、高得点を出せば金の動揺を誘うことができる。SPを得意とし、先行逃げ切りのパターンで国際大会5連勝中の金に待ったをかけられるかもしれない。事実、直接対決で浅田が最後に勝った08年12月のGPファイナルのフリーでは、金の直前に滑って逆転優勝を勝ち取っている。

 この日は午前は本番会場で練習し、午後は練習用リンクで滑り、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を計13回跳んで9回成功と好調を持続している。約4カ月ぶりにタラソワ・コーチの直接指導も受けた浅田は「先生は何度も五輪を経験していて、どっしりとしている。それをパワーにしたい」と頼もしげ。同コーチも「真央は体が絞れてキレが出てきた。すごくいい状態」と太鼓判を押した。

 金との直接対決では3連敗中で、いずれもSPで10点以上の大差をつけられている。浅田は「SPがカギになってくる。いつもSPが良くなくて、フリーがいい。フリーに臨むような気持ちでSPをやる」と、言葉に力を込めた。滑走順を味方に付けて得意のフリーへと弾みをつける。【高田文太】

 [2010年2月23日9時37分 紙面から]


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