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Figure Skating過去が証明!SP4位美姫メダル確率80%
それでもメダルの確率は80%!? ショートプログラム(SP)4位の安藤美姫(22=トヨタ自動車)は、25日(日本時間26日)のフリーで、逆転でのメダル取りに挑戦する。現行と同じ2日間の開催になってから、SP4位の選手は過去5大会中4度もメダルを獲得している。3位のロシェットとは6・60点差。フリーで演じる「クレオパトラ」で表彰台に立つ。
ほかの選手は、関係ない。本番会場のパシフィックコロシアムで行われた公式練習。安藤は自分の世界に入り込み、最後の調整をした。SPで回転不足だった2連続3回転ジャンプは、3回転+2回転に変更して、滑りを確認した。
当初準備していた2回転半-3回転も、ステップを挟んだ3回転、2回転半と安定している連続ジャンプに変更した。無理に攻めるより、完成度を優先した。4回転ジャンプもやらないが、逆転への戦略はモロゾフ・コーチとともに頭に描いている。
SP4位の順位は悪くない。女子シングルが2日間開催となった92年アルベールビル五輪以降、SP4位の選手は、5回中4回も順位を上げた。92年の伊藤みどりは4位から銀メダルを手にした。そして02年ソルトレークシティー大会のヒューズ(米国)は、金メダルに到達した。上位との得点差など状況は違うが、共通するのは、4位は過度な重圧から解放され、上だけを目指して滑れるという点だ。安藤もSP後「点数とか順位にこだわらずに、フリーも自分らしさを忘れずに、最後だと思って頑張りたいです」と迷わず言った。
今季、フリーの衣装は大会ごとに変えてきた。今回は、母と知人の漫画家のデザインを取り入れた。前日の練習でも着用はせず、色や形は当日のお楽しみ。クレオパトラをイメージし、米国合宿中には日焼けサロンで肌を焼いた。すべては、今日のために準備してきた。
金妍児や浅田が注目され、適度に気楽な立場も、力を出しやすい。前日、モロゾフ・コーチが「すべてが起こりうる。それが五輪だ」と発した言葉は、逆転メダルという形になるかもしれない。
[2010年2月26日8時36分 紙面から]
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