フィギュア

　ランチタイムに行われた女子フィギュアスケート、浅田真央（１９＝中京大）と金妍児（１９＝韓国）の対決－。　国内有数のコリアンタウンとして知られる東京・新大久保では、大型テレビの置かれた料理店などで、日韓の客が熱狂した。韓国料理店ワールドカップでは、３０人以上が観戦。金の勝利が決まると拍手と歓声が店外にも響いた。韓国人客が中心で「テーハンミング（大韓民国）」コールが起きたが、ライバルの浅田にも大声援が送られた。

　新宿区の韓国人留学生（２６）は「金妍児の演技はすごかった。でも、点数を伸ばせたのは、真央ちゃんがいたから。タレ目っぽい顔がいいし、かわいさでは真央ちゃん金メダル」と話した。同店ではライバル２人のメダルを記念し、焼き肉など１０品のセットメニュー「金妍児スペシャル」「真央ちゃんスペシャル」（ともに１６８０円）を３月末まで提供するという。

　日本人客に人気の韓国伝統料理店烏鵲橋（オザクキョ）には７０人以上の客が詰めかけ満席に。韓国人の女性スタッフは「戦いが終わったらチング（友達）」とし、観戦客にチジミと生ビールを振る舞った。

　［2010年2月27日9時7分　紙面から］

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