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記録会で転倒ウォザースプーン後遺症は?

 バンクーバー冬季五輪のスピードスケート男子500メートルで、地元カナダの期待を背負う世界記録保持者のジェレミー・ウォザースプーンが8日の記録会で転倒した。長島圭一郎や加藤条治(ともに日本電産サンキョー)が金メダルを狙う種目で世界屈指の力を誇りながら五輪のタイトルに縁がない33歳のベテランは、最後と決めて臨む五輪でも悲願に届かないのか。

 昨季序盤の転倒で左腕を骨折した。今季のW杯に1000メートルを含めて4レースしか出場せず、仕上がりは未知数だった。記録会では強豪のドミトリー・ロブコフ(ロシア)と同走し、100メートルの通過は9秒78とまずまず。だが、第2カーブの入り口で「スケートが氷を掘りすぎて」転び、リンクを囲うマットに突っ込んだ。

 競り合っていたロブコフがトップの35秒25をマークしただけに、ゴールしていれば上位に入った可能性のある滑り。本人は転倒の後遺症を「そんなにないと思う」と否定したが、大事なレースで失敗する姿を見てきた日本選手団の鈴木恵一総監督は「本番に怖さが残るものだ」と指摘した。

 1998年長野五輪では清水宏保に次ぐ銀メダルを手にしたが、2002年ソルトレークシティー五輪は1回目のスタート直後にまさかの転倒。前回トリノ五輪は9位に敗れた。4度目の五輪では、地元開催の重圧とともに恐怖心が大きな敵となりそうだ。

 [2010年2月9日20時10分]


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