スピードスケート

表彰台で大ジャンプする田畑、小平、穂積（撮影・たえ見朱実）

＜バンクーバー五輪・スピードスケート：女子団体追い抜き＞◇２７日（日本時間２８日）◇五輪オーバル

　穂積雅子（２３＝ダイチ）が、銀メダルに悔しさと喜びをにじませた。決勝ではドイツを終始リードしながら、最終周に０秒０２だけ逆転された。「正直、悔しかった。もう少し脚が長ければなと思った」。あと数十センチ、足りなかった金に、思わず本音を漏らした。

　それでも、所属が同じ田畑とメダルを取ったことは、素直にうれしかったという。「５年間ずっと練習してきたので、一緒に取れて良かった。メダルという形で恩返しができた」。決勝は、出番のなかった１５歳の高木の手袋をはめて出場し、後輩思いのところを見せた。先輩の背中を追いかけてきた穂積が、田畑からそのバトンを受け継いだ。

　［2010年2月28日22時26分］

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穂積雅子

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