スピードスケート

１３位に終わった及川（撮影・たえ見朱実）

＜バンクーバー五輪・スピードスケート：男子５００メートル＞◇１５日（日本時間１６日）◇五輪オーバル

　１３位に終わった及川佑（２９）は涙に暮れた。自慢のトルネードスタートで、１００メートルの通過は２回とも９秒半ばとまずまずだったが、中盤からの加速につなげられなかった。整氷車の故障による中断で「気持ちの整理ができないままスタートし、慌ててしまった」。トリノ五輪４位から悲願のメダル獲得はならなかったが、太田をチームに招いて成長させ、日本記録を樹立して長島と加藤に刺激を与えた功績は大きい。「何もできなかった。知らない間に終わってしまった感じ。始まるまではレースが終わったら見えるものもあると思っていたけど、今はまだ何も考えられない」と話した。

　［2010年2月17日8時43分　紙面から］

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