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長島&条治に現役続行要請

左から銀メダルの長島、金メダルの牟、銅メダルの加藤
左から銀メダルの長島、金メダルの牟、銅メダルの加藤

 男子500メートルで銀、銅とダブルで表彰台に立った長島圭一郎(27)と加藤条治(25=ともに日本電産サンキョー)が、日本スケート連盟会長で日本選手団の橋本聖子団長から「ポスト清水」の要請を受けた。メダル獲得から一夜明けた16日(日本時間17日)、2人はBCプレイス・スタジアムでメダルを授与された。長島は「色は2番目だけど、形になってよかった」と、メダルを触った。

 その一方で長島は14年ソチ五輪への去就の明言を避けている。五輪前から「一番いい時に辞めたい」「今回ダメなら2回目も3回目もダメだと思う。銀、銅メダルなら? たぶんやらない」と、引退も選択肢に入れている。だが、橋本会長は現役続行を強く希望。「2人はソチ五輪への構想の中心にいる。清水みたいに残ってやって欲しい」と話した。

 清水は98年長野五輪で金メダルを獲得した後も、今五輪前まで現役を続けた。長島、加藤の壁となることで成長を促し、ダブル・メダルへの呼び水となった。同会長は競争を経ての世代交代を望んでいる。前日は悔しさも見せた加藤は「1番がいいに決まっている。終わったばかりで次は考えられないが、いずれ機会があれば」と少しずつ意思を示し始めた。

 [2010年2月18日9時8分 紙面から]


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