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美帆、長島&条治メダルに感激

 スピードスケートの日本史上最年少五輪代表の高木美帆(15=北海道・札内中3年)が「感動レース」を誓った。五輪初陣となる18日(日本時間19日)の女子1000メートルに向け、17日(同18日)は五輪オーバルで最終調整。合宿の疲労もあり一時は調子を落としたが、リフレッシュ完了。会場で観戦した男子500メートルの長島、加藤のメダル獲得にモチベーションも上がってきた。

 高木 すごく感動した。自分も五輪に来ずに日本でテレビで見ていたら感じ方が違っていた。少ない時間だけど一緒に練習していた先輩が身近でレースして感じるものがあった。深く心に響いた。

 これまでは才能を発揮しているサッカーでさえ、プロ選手などの試合にも関心は高くなかった。だが今はカーリングなどにも興味を覚え、テレビで見る。「ルールは分からないけど、自分なりに解釈して見ている」。何でもスポンジのように吸収している。

 「気持ちは高ぶっているけど、緊張してどうしようもないという感じでもない」。いよいよ自分が主役になる番だ。「この大きい舞台に立てることに感謝したい。いろんな人に支えてもらった感謝だけは忘れない。自分の滑りを見て感じてもらえたら」。現状では10位以内ならメダル級の評価に値する。それ以上に感動を与えられるような奮闘が、目標だ。【広重竜太郎】

 [2010年2月19日9時15分 紙面から]


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