スピードスケート
Speed Skating自民の旗手に!朋美に参院選出馬要請へ
バンクーバー五輪スピードスケート女子500メートル、1000メートルに出場した岡崎朋美(38=富士急)に対し、自民党が今夏の参院選に向け、比例代表の「超目玉候補」として出馬を打診していることが19日、分かった。日本女子最多タイとなる5度の五輪出場という実績や、知名度の高さに着目、幅広い年齢層から支持を集められるとみている。岡崎は現役続行に強い意欲をみせているが、ラブコールは今後強まりそうだ。
複数の関係者によると、自民党側は岡崎の周辺に対し、バンクーバー五輪が始まる前に参院選への出馬を打診した。その段階では、出馬へ向けた結論を出すには至らなかった。岡崎自身、バンクーバーでのメダル獲得を目指して連日厳しい練習を続けているさなかで、今後の進路について前向きに考える環境にはなかったためとみられる。
ただ、同党は今回の参院選で一定の票が見込める比例代表の目玉となる人材の確保に苦心しており、岡崎へのアタックをあきらめてはいない。94年のリレハンメルからバンクーバーまで、5度の冬季五輪に出場した大ベテラン。今大会、選手団長を務める橋本聖子参院議員の4度を越え、女子モーグルの里谷多英と並ぶ女子最多タイ記録だ。トップアスリートとしての実績に加え、さわやかな笑顔、トリノで選手団主将、今回は旗手を務めたリーダーシップも折り紙付き。長野銅メダリストとして知名度も高い。
岡崎は日本時間19日、1000メートルのレースで今大会の出場機会をすべて終えた。大会前から4年後のソチ五輪挑戦に意欲を示してきたが、この日もレース後、現役続行にあらためて強い意欲を示した。そんな岡崎に対して関係者の1人は「(出馬へ向けた)調整の動きは、これから本格化していくだろう」と話した。岡崎が当面の目標にしていたバンクーバーから帰国後は、党サイドの接触が再開される見込み。かつて富士急に在籍し、岡崎と太いパイプを持つ橋本氏が最終的な口説き役になる可能性も高い。比例の「超目玉候補」は、選挙の直前に発表されるケースが多く、調整はギリギリまで続きそうだ。
自民党はこれまで、五輪出場選手やスポーツ界出身の有名人を多数擁立してきた実績がある。冬季五輪には欠かせない選手として活躍を続けてきた岡崎も、今後スピードスケートの「顔」から参院選の「顔」になるのか、注目される。
[2010年2月20日7時5分 紙面から]
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