カナダが優勝!!メインストリートには人!人!人!
2010年3月01日
2月28日 日曜日 曇りのち晴れ 朝の気温8℃
決戦の日曜日-お昼過ぎのバンクーバー市街は車がほとんど走っておらず、オリンピック旗もはためく風のある小雨も時々落ちる怪しげなお天気。お天気がこの試合に影響するはずはないけれど、この空模様に何となくカナダチームの苦戦を想像してしまったのは私だけ?
バンクーバー・オリンピック最後の競技はアイスホッケー男子決勝戦、カナダ対アメリカ。今日は夫と家族や友達と一緒にテレビ観戦です。予選リーグでアメリカに苦杯を嘗めたカナダチームですが、今日はカナダ優勢で進み、さあ、これで金メダルか!?と2-1で迎えた第3ピリオド残り24秒、アメリカにゴールを許しお祝いムードから一気に落胆。試合は延長戦となり、自身もホッケーをする友人からは「銀メダルでも立派だよな」などと強がり発言も出ます。
そして迎えた延長でシドニー・クロスビーがゴールを決めたー!
オリンピックを締めくくるにはこれ以上あり得ない展開で、チームで最も人気のあるクロスビーが決めたのですから、もうみんな大興奮状態です。周りの家々から雄叫び、Go Canada! やホーンの音が聞こえ、カナダ国旗を持って家から飛び出してくる少年たちも。ここから今日のバンクーバーはお祭り以上の興奮状態に突入です。
国歌や雄叫びで騒々しいスカイトレインでダウンタウンに向かうと…そこはパーティ会場!
誰もが大小の国旗を振り、雄叫びやハイタッチを繰り返し、言いようのない喜びを爆発させる人たち。人の波はメインストーリーへ向かいます。
メインストリートの中心は動けないほどの人、人、人。こんなバンクーバーを見たことがありません。
国歌を演奏すれば、みんな口々に歌い始めます。日本の皆さんも「オー、カーナダー♪」の節を覚えてしまったのでは? 雪不足、反オリンピック派の暴動、聖火台が故障など滑り出しは順調とは言えませんでしたが、多くのバンクーバーライトがオリンピックを心の底から楽しむ様子を見ていると、オリンピックが終わってしまったのが大変残念です。でもカナダ人選手たちがもたらしたメダルシーンは多くの街の人々の心に感動を残しました。甥はホッケーをプレーしたいといい始めています。「じゃあ、オリンピックに出たら応援に行くからね!」と約束を交わしました。まだ9歳。閉会式をテレビで観ながら、日本で行われる冬季オリンピックに出てくれたらいいなぁと期待が芽生えています。
夢を見ているような17日間が終わってしまい、明日から街はいったいどうなるのでしょうか?明日もこのブログは開幕中です。
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