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さあ団体 表彰台だ!!

2010年2月22日

<バンクーバー五輪・ジャンプ:ラージヒル>◇20日(日本時間21日)◇ウィスラー五輪公園

 葛西くんが入賞の伝統を守ってくれてほっとしている。ただ、1回目に10位前後につけないと、メダル争いには加われない。1回目はアマンに合わせ、練習でもない低いゲート設定。指導者側は、無難に127、128メートル程度でいいと思っていても、やる側は1メートルでもアマンに近づきたいと思う。1回目はそういう状況が、力みとなって失敗につながったのだろう。

 残るは団体のみ。表彰台は確保してほしい。団体は飛ぶグループでゲートが違う。低いゲート設定はアンカーぐらい。助走速度が1キロでも上がると、気持ち的にも楽になる。しかも、常に1けた順位で推移していくので、表彰台もぐっと近い感覚があり、モチベーションも上がる。いずれにしろ、日本がメダル候補の一角に位置していることは間違いない。(長野五輪団体金メダリスト、雪印コーチ)


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評論家・原田雅彦
原田雅彦(はらだ・まさひこ)
 1968年(昭43)5月9日、北海道上川町生まれ。東海大四高−雪印。93、97年の世界選手権で金。五輪はアルベールビルから5大会連続で出場。94年リレハンメル大会で団体銀。98年長野大会で団体金、ラージヒルで銅。W杯通算9勝。06年引退。家族は恵子夫人と1男1女。

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