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「ヨナが上」格付けされてしまった/浅田真央12

2010年2月11日

 昨年10月の今季GPシリーズ初戦のフランス杯。バンクーバー五輪用のプログラムで対決した浅田真央と金妍児(韓国)は、クッキリと明暗が分かれた。

 ショートプログラム(SP)で、映画「007」のテーマ曲メドレーに乗って登場した金は、世界歴代最高得点の総合210・03点をマークして優勝。浅田は過去最大の36・04点差の2位に終わった。「自分はまだ、その得点には届かない。すごい」と、完敗を認めるしかなかった。

 踏み切りの採点が厳格化され、2シーズン前から減点が続くようになった3回転ルッツをプログラムから外した。苦手のルッツを修正するのではなく、より高得点が望めるトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)をSPから組み込んだ。SPとフリーで計3度挑む構成だったが、フリーの1度しか成功しなかった。

 3回転半は、バンクーバー五輪に出場する女子選手の中では浅田しか成功していない。その大技に計3度トライする構成は、浅田といえども容易ではない。「絶対にミスは許されないと思い、慎重になりすぎて(助走)スピードが足りなかった」。SPで失敗し、フリーではさらに慎重になって表情も硬くなった。表現力を示すフリーの5項目の得点は金がすべて8点台で、浅田は7点台。ジャッジにハッキリと格付けされた形となった。

 「焦りはない。自分はまだ100%の力を出していないから」。そう平静を装ったが、大会最終日のエキシビションでは、参加者全員が登場するフィナーレを欠場した。自身の出番を終えると足早に空港に移動。翌週のロシア杯に向け、寸暇を惜しんでジャンプの修正に取り掛かった。(つづく)【高田文太】


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冬のヒロイン
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バンクーバー五輪代表の女性アスリートを取り上げた日刊スポーツ紙面連載です。

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