団体はメダル見えた
2010年1月11日
今回の大倉山2連戦で、W杯組は合格点を与えられる内容だった。外国人はW杯より格は落ちるが、バルダルのような実力者もいる。その大会で圧勝した葛西は、世界のトップに近づきつつあるといえる。ただ楽観はできない。この日はスタートゲートが高い位置に設定され、助走速度が出ていた。16、17日のW杯札幌大会でゲートは下げられる。助走スピードが出ないW杯で真価が問われる。そこでこの日のようなジャンプができれば本物だ。
五輪の団体戦に向けて光明も見えてきた。何よりも岡部が戻ってきたことが心強い。これで昨季、銅メダルを獲得した世界選手権団体メンバー(岡部、葛西、伊東、栃本)がそろった。まだ代表は発表されていないが、本番もこの4人が中心になるのは間違いない。現状ではオーストリアが抜けているが、日本、ノルウェー、フィンランド、ドイツは横一線で、日本はメダル圏内にいる。岡部が復調し、そのほかの3人もこの2日間で表彰台に立った。五輪へ戦う態勢が整ったと言っていい。(長野五輪金メダリスト、雪印コーチ)
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