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キャラ生かす表現力の安藤美姫/NHK杯

2009年11月08日

 安藤選手はジャンプでの失敗はありましたが、芸術要素が採点される5項目でバランスよく得点を重ねたことが、結果につながりました。トリノ五輪以降、ジャンプ以外の芸術面を強化してきたことが、今季の成果につながっています。プログラム構成も、安藤選手の持つ内面から出るパワーを存分に生かし、緩急をつけた演技が光りました。ジャンプとジャンプの間のつなぎの部分を見てもつくりこまれたものになっています。これでジャンプが決まれば、さらに点が伸びていくと思います。

 高橋選手は表彰台には届きませんでしたが、GPシリーズに復帰したことを印象づけることができたのではないでしょうか。公式練習で4回転ジャンプを成功させ、いい状態をアピールし、ジャッジには強い印象が残ったと思います。これは、大切なことです。復帰するまでの間の練習で、足腰や股(こ)関節の可動域が広くなったことを、プログラムの中でも出せました。今後につながる内容です。(カルガリー五輪代表、プリンスホテル所属)


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評論家・八木沼純子
八木沼純子(やぎぬま・じゅんこ)
 1973年(昭48)4月1日、東京都生まれ。5歳でスケートを始め、88年世界ジュニア銀メダル。同年カルガリー五輪代表となり、94年NHK杯では3位に食い込んだ。95年世界選手権を最後にアマチュアを引退しプロに転向した。元内閣総理大臣の松方正義の玄孫。早大卒。159センチ。

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